(4月26日火曜日)


映画『追憶の森』プレミアイベント オスカー俳優マシュー・マコノヒーからのメッセージに渡辺謙「ノリノリですね!マシュー!」と大笑い!


26日、東京・TOHOシネマズ六本木にて、映画『追憶の森』プレミアイベントに俳優の渡辺謙が出席した。

本作は、磁石が狂い、携帯電話も通じない。樹海という魔の空間で、運命的な出会いを果たすアーサー(マシュー・マコノヒー)とタクミ(渡辺 謙)、二人は出口を求めて彷徨う。オスカー俳優マシュー・マコノヒーと日本を代表し、世界で活躍する渡辺謙が初共演。ガス・ヴァン・サント監督と共に生み出した、富士の樹海を舞台に驚きと感動に満ちたミステリー。

渡辺は、ブロードウェイミュージカル「王様と私」の公演を終え、公の場に登壇するのは今回のイベントが初めて。この日は少しでもお客さんと近い距離でという渡辺の申し出に客席から登場。満席の客席から拍手で迎えられ、舞台までの途中に客席から握手を求められたりと笑顔で応えていた。

久しぶりの日本のファンに向けて、渡辺は「いい季節ですね。シリアスな映画ではあるけど、ちょうど初夏、いまぐらいの季節にちょっと気持ちの良い風が吹いて立ち止まって、その風の匂いを嗅いでみよう、音を聴いてみようと思える作品をお届けできることを嬉しく思っております。」と挨拶。

本作のオファーを受けた時の気持ちを訊かれ渡辺は「​オファーされた時は、東日本大震災後だったんです。この映画は死生観なども反映されていてシリアスな作品なので、その時の心境としては、それを背負いきれる心の余裕がなく、パスしました。でも、一昨年にまたオファーをいただいて、そこでガス・ヴァン・サント監督が手を挙げたと聞いて​、その後​にマシューも決まって、​じゃあ​受けようということになった​んです」​と当時の心境を語った。

ガス監督の撮影方法にも驚いたという渡辺は、撮影現場での様子について​「彼の手書きの​​ロケーションマップがあって、丘、橋、川とか書いてあって、そこにに番号がふってあるんですけど、撮影の順番をサイコロで決めよう!​​とか、そんなザックリな人なんですよ​。」と​​​明かし、このエピソードに客席の笑いを誘った。

今回、来日が叶わなかったオスカー俳優マシュー・マコノヒーからビデオメッセージが届いてることを聞いて「ノリノリですね!マシュー」と渡辺。

いくつかのメッセージの中で、東京での撮影にも触れ、”渋谷”の印象についても語ったマシュー。
「ものすごい数の人がいてにぎやかだった。これは日本の特徴かな。」しかし、オスカー俳優であるハリウッドスターであるにも関わらず、存在に気づかれなかったと語るマシューは、謙さんだったら違ったと「僕に気づいて振り返ったのは300人中 1人程度だ。もし君が渋谷の交差点を歩いていたら、300人中 299人が気づいただろう。“ケン!”と歓声が上がったりしてね!役名は“タクミ”だし現場が混乱したはずだ!」とコメントし渡辺を笑わせていた。
(オオタマコト)


衝撃、そして胸に沁みる感動の結末。泣ける、ミステリー。

【STORY】
富士山の北西に広がる青木ヶ原の樹海。その鬱蒼とした森の中に、恐る恐る足を踏み入れるアメリカ人男性がいた。彼の名はアーサー・ブレナン(マシュー・マコノヒー)。片道切符を手に日本へやって来た彼が樹海を訪れた目的はただひとつ――それは、自らの人生を終わらせることだった。森の開けた場所に腰を下ろし、ゆっくりと永遠の眠りにつく準備を始めるアーサー。そんな彼の目の前に、傷ついた身体をひきずりながら森の出口を求めてさまよう日本人男性(渡辺 謙)が現れる。「ここから出られない。助けてくれ」と懇願する男を放っておくことができなくなったアーサーは、寒さに震える男に自分のコートを着せかけ、出口に続く道へと誘導する。しかし、さっき通ったはずの道はなぜか行き止まりになっており、既に飲んでいた薬にふらつきながら歩いていたアーサーは崖から転落して怪我を負ってしまう。それは、アーサー自身の人生を象徴するかのような出来事だった。
アーサーは結婚生活に問題を抱えていた。原因は3年前の彼の浮気。それ以来、妻のジョーン(ナオミ・ワッツ)は酒に逃避するようになり、事あるごとにアーサーを責めた。さらに、大学の非常勤講師に転職して収入が激減したアーサーと、不動産仲介の仕事で高収入を得ているジョーンの間に生じた経済的な格差が、夫婦の溝をいっそう深めた。ジョーンに対する愛情が消えたわけではなかったが、自分の努力だけではどうにもならない状況にアーサーは苛立ち、苦悩する日々を送っていた。そんな中ジョーンの病気が発覚。夫婦の関係には新たな道が開けるはずだった。
アーサーが樹海で出会った日本人は、ナカムラ・タクミと名乗った。森をさまよう中で小川をみつけたタクミは、「下流に向かって進もう」とアーサーに提案する。しかし川は途中で途切れ、寒さに震えながら歩く2人の頭上には無情にも雨が降り注ぐ。雨風をよけるために2人は洞窟の中に避難するが、洞窟の中に石と鉄砲水が流れ込み、押し流されたタクミは意識を失ってしまう。ぐったりしたタクミを励まし、必死に介抱するアーサー。偶然にもテントを発見した彼は、その中に残されていたライターを使って暖を取り、ひと時の安らぎを得る。
その夜、タクミと共にたき火を囲んだアーサーは、樹海への旅を決意させた出来事を語り始めた。「絶望して来たんじゃない。悲しみでもない。罪の意識で来た。僕たちは相手への接し方を間違っていた」。タクミに心を開いたアーサーの口からは、深い悔恨の言葉がほとばしり出る。だが、その時アーサーはまだ知らなかった。コート、タクミの妻子の名前、岩に咲く花、水辺、『楽園への階段』、『ヘンゼルとグレーテル』――樹海で起きたすべての出来事が1本の奇跡の糸で結ばれることを……。


映画『追憶の森』
監督:ガス・ヴァン・サント「ミルク」「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」 
製作:ギル・ネッター「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」
主演:マシュー・マコノヒー「ダラス・バイヤーズクラブ」「インターステラ―」、渡辺謙「インセプション」「硫黄島からの手紙」、ナオミ・ワッツ「ダイアナ」
提供:パルコ ハピネット 
配給:東宝東和  
(C)2015 Grand Experiment, LLC. 

映画『追憶の森』
4月29日(金・祝)ロードショー!