(6月22日水曜日)

映画『二重生活』女性限定試写会
湯山玲子「尾行って趣味になるよね」女性たちも共感

21日、東京・映画美学校で行われた映画『二重生活』女性限定試写会に著述家でディレクターの湯山玲子と劇作家、AV監督のペヤンヌマキの二人をゲストに迎えトークを繰り広げた。

本作のテーマである尾行について、湯山は「ストーカーとは好きな相手がいて、その相手のすべてを知りたいという欲求をもとに、その人を追う。尾行というのは、相手や欲求というその関係がないもの」と独自の解説。またペヤンヌからは「尾行という行為が他人事と思えなくて、脚本を書く時にファミレスで隣にいる人の会話を盗み聴きしたり、それを気づかれないようにメモしたりしてる。」と実体験を告白。湯山と顔を見合わせペヤンヌは「本作の尾行は他人事と思えない。」と言うと、湯山も「尾行って趣味になるよね。」とペヤンヌもうなずき共感。

また「飛び交う電波を拾い、そこからの会話を受信機で聞き、一晩、他人の会話を肴に楽しむ飲み会があった」と湯山の体験談が飛び出し、「申し訳ないがゾクゾクした!」と湯山の話に客席を沸かせた。

トークの話題も出演する長谷川博己に。湯山は長谷川が演じる編集者に興味を持ったようで「こんな編集者がいたら文化系女子は惚れるよね」との話に客席の女性たちも反応し、盛り上がりをみせ、湯山やペヤンヌの女性ならではの視点に共感する部分が多く納得する女性が多いトークショーとなっていた。

本作で、尾行される長谷川博己、尾行する女性の恋人の菅田将暉、尾行を進めるリリー・フランキーの三人の男性出演者のどの人物に魅力を感じ好みとなるかは、本作の楽しみ方のひとつにもなるので、男女問わず、是非、鑑賞をオススメしたい。
(オオタマコト)

【ストーリー】 
表参道、渋谷...移りゆく東京の街の風景のなかで、見ず知らずの他人を尾行し、いつしか禁断の行為にはまっていくー  大学院で哲学を学ぶ珠(門脇麦)は、修士論文の準備を進めていた。担当の篠原教授(リリー・フランキー)は、ひとりの対象を追いかけて生 活や行動を記録する“哲学的尾行”の実践を持ちかける。同棲中の彼(菅田将暉)にも相談できず、尾行に対して迷いを感じる珠は、ある日、資料を探しに立ち寄った書店で、マンションの隣の一軒家に美しい妻と娘とともに住む石坂(長谷川博己)の姿を目にする。作家のサイン会に立ち会っている編集者の石坂がその場を去ると、後を追うように店を出る珠。こうして珠の「尾行する日々」が始まったー。


映画『二重生活』
監督:岸善幸「ラジオ」「開拓者たち」 
音楽:岩代太郎 
原作:小池真理子「二重生活」(角川文庫刊) 
出演:門脇麦 長谷川博己 菅田将暉 /河井青葉 篠原ゆき子 西田尚美 烏丸せつこ/リリー・フランキー
製作:「二重生活」フィルムパートナーズ 制作プロダクション:テレビマンユニオン
製作・配給:スターサンズ 配給協力:コピアポア・フィルム 

公式サイト:http://nijuuseikatsu.jp

映画『二重生活』 
6月25日(土)より新宿ピカデリーほか全国公開