(2016年1月27日水曜日)

映画『蜜のあわれ』試写会イベント
二階堂ふみ「想い続けていたら出逢う時があると実感した!」出演への想いを語る。


27日、女優の二階堂ふみ、俳優の大杉漣、石井岳龍監督らが東京・秋葉原で行われた映画『蜜のあわれ』試写会イベントの舞台挨拶に登壇した。

本作は金沢三文豪の一人である室生犀星の同名小説を映画化。室生犀星自身を想起させる老作家(大杉漣)と、彼が愛でる少女の姿に変貌する金魚(二階堂ふみ)との無邪気でエロティックな触れ合いを艶やかに描いた文学ドラマ作品。
この日、二階堂は金魚をイメージするかのように真っ赤なドレス姿で登場。かねてより原作のファンで、二階堂は「高校生の頃に原作を読んで、『これをやりたい!』といろんな人に話をしていた。」と演じることを熱望していたこと明かし、「想い続けていたら出会う時があるんだなと実感しました」と願い叶った喜びを語った。

   今回が石井監督とは初タッグとのこと。監督の印象について、二階堂は「想像力が強い印象だったが、初対面の時に丁寧な作品に対する考えであったり、どういう作り方をしていけば良いか丁寧に話をしてくださったので、紳士的と思った」、「撮影現場もそういった雰囲気が流れていて、心地良い現場だった」と語った。
また原作に魅かれた部分について「原作は会話劇で、そのやり取りが可愛くて、あの時代の作品の深みを感じた。」、「4年前に金沢に行った時も室生犀星記念館を訪れた。」と話し、撮影中の空き時間には「大杉さんにドライブに連れて行ってもらった」とエピソードを告白。撮影場所から近くの“うさぎランド”を訪れたそうで、大杉は「本当にあるんです!うさぎはイイですよ!みなさんも行ってください!」と客席にオススメする場面もあり、客席の笑いを誘った。二階堂と行った時には、時間を忘れ長時間“うさぎランド”にいてしまったことを明かした。

   最後に、二階堂から「私が長年、想い続けて実現した作品でみなさんに届けることが出来て嬉しく思います」と話し、想いが叶った喜びが垣間見れる舞台挨拶となっていた。
(オオタマコト)


【物語】
金魚と作家と幽霊が織りなす、艶やかで濃密な恋の物語
赤子(二階堂ふみ)は、ある時は女(ひと)、ある時は尾鰭をひらひらさせる、真っ赤な金魚。赤子は老作家(大杉漣)は共に暮らし、夜はぴたっと身体をくっつけて寝たりもする。
「おじさま、あたいを恋人にして頂戴。短い人生なんだから、愉しいことでいっぱいにするべきよ」
「僕もとうとう金魚と寝ることになったかー」
奇妙な会話を繰り広げる2人は、互いに愛をつのらせていくー。そんな或る時、老作家への愛を募らせこの世へ蘇った幽霊のゆり子(真木よう子)が現れる。作家の芥川龍之介(高良健吾)、金魚売りのおじちゃん・辰夫(永瀬正敏)が3人の行方を見守る中、ある事件が起きて・・

原作:室生犀星「蜜のあわれ」
監督:石井岳龍 脚本:港岳彦
出演:二階堂ふみ 大杉漣 真木よう子
韓英恵 上田耕一 渋川清彦 高良健吾
永瀬正敏
配給:ファントム・フィルム
©︎2015『蜜のあわれ』製作委員会

公式サイト:mitsunoaware.com/

『蜜のあわれ』
4月1日(金)より、新宿バルト9ほか全国ロードショー!