映画『八重子のハミング』初日舞台挨拶

俳優・升毅「最高のご褒美です!」と初主演作公開に感無量の男泣き




1975年に俳優デビューし、現在61歳の升毅が芸能生活42年目にして初の主演作となる映画『八重子のハミング』が6日に公開初日を迎え、東京・有楽町スバル座にて舞台挨拶が行われた。この舞台挨拶には主演の升毅をはじめ、高橋洋子、文音、中村優一、安倍萌生、梅沢富美男、佐々部清監督らが登壇した。



本作は陽信孝氏の原作『八重子のハミング』を映画化。主人公・石崎誠吾を演じるのは升毅。その妻の八重子を女優として28年ぶりのスクリーン復帰となる高橋洋子が演じる。



満席のとなった客席を見渡し、升は「佐々部監督の作品への想いや決意を伺い、主演は身に余る光栄なこと。出演オファーをいただき二つ返事でお受けしました。」と振り返った。昨年、山口県にて先行公開し、2万5000人以上の動員を記録した本作。先ごろ行われた完成披露試写会でも好評と、公開初日を迎え喜びの表情をみせていた。そんな升も「本作は実話ですし、こんなに壮絶で切なくて悲しい、苦しい主人公を演じられるのかと正直不安でした。」と明かし、これまでの役作りをして撮影に臨むという流れではなかったという。


「何も準備せず、そのまま撮影に入ったが、物語が自然に流れていき不思議な現場で撮影することができ、自分は客観的というか、他人ごとのように映画を観てしまいました」と話す中、声を震わせ「こんな経験をさせていただいて、共演者のみなさんとここまで来ることができました。今日、劇場に来ていただいた多くのお客さんがいて、こんなご褒美はないです…最高のご褒美です」と、言葉を詰まらせながら涙を浮かべ、感無量の男泣きをみせた。




また、この日は、5月11日に高橋が64歳の誕生日を迎えるとあって、キャスト陣と観客から歌でお祝い。佐々部監督からも花束が贈られ、さらに升からは自作の短歌「手を添えて 歩く藍場の懐かしさ 八重子思えど 洋子の温もり」と披露され、高橋へプレゼント。このプレゼントに高橋も升の手をとり寄り添って、劇中で演じた夫婦のように喜びを露わに笑顔をみせ、この2人の姿に会場は温かい雰囲気で包まれ、最後に升から「いろいろやってきましたが、これからもなんでもします!皆さん、この映画をよろしくお願いします!」とアピールし舞台挨拶を終えた。



初主演作の公開を迎えた升も名バイブレイヤーと知られる一方で、週3回以上は食べるというほどのそば好きでブログでも紹介するなど、俳優の顔とは違ったナチュラルな部分をみせている。


升毅オフィシャルブログ

https://ameblo.jp/masu-takeshi/ 


(オオタマコト)







【ストーリー】

山口県のとあるホール。「やさしさの心って何?」と題された講演。       

演台に立つ、白髪の老人・石崎誠吾。若年認知症を患った妻・八重子の介護を通して、自らが経験したこと、感じたことを語っていく。「妻を介護したのは12年間です。

その12年間は、ただただ妻が記憶をなくしていく時間やからちょっと辛かったですいねぇ。でもある時こう思うたんです。妻は時間を掛けてゆっくりと僕にお別れをしよるんやと。

やったら僕も妻が記憶を無くしていくことを、しっかりと僕の思い出にしようかと…。」誠吾の口から、在りし日の妻・八重子との思い出が語られる。

かつて音楽の教師だった八重子は、徐々に記憶を無くしつつも、誠吾が歌を口ずさめば笑顔を取り戻すことも…。

家族の協力のもと、夫婦の思い出をしっかりと力強く歩んでいく誠吾と八重子。山口県・萩市を舞台に描く、夫婦の純愛と家族の愛情に溢れた12年間の物語。





出演

升毅 高橋洋子 文音 中村優一 安倍萌生 辻伊吹 二宮慶多 上月左知子 月影瞳

朝加真由美 井上順 梅沢富美男

監督・脚本:佐々部清

原作:陽信孝「八重子のハミング」(小学館)

エンディング曲:谷村新司「いい日旅立ち」(avex io/DAO)

劇中曲:谷村新司「昴」(avex io/DAO)

プロデューサー:佐々部清、野村展代、西村祐一

製作:Team『八重子のハミング』(シネムーブ/北斗/オフィス en)

配給:アークエンタテインメント



映画『八重子のハミング』

5月6日(土)有楽町スバル座ほかにて全国ロードショー