映画『娼年』完成披露舞台挨拶





2001年の直木賞候補になり、性の極限を描いたセンセーショナルな内容が話題を呼び、70万部越えのヒット。人気作家石田衣良の恋愛小説『娼年』が、2016年の舞台と同じ松坂桃李x三浦大輔のコンビで映画化。この日、映画の完成披露舞台挨拶が行われ、豪華キャスト陣・監督が登壇した。





3月12日(月)TOHOシネマズ新宿


登壇者

松坂桃李 真飛聖 冨手麻妙 猪塚健太

桜井ユキ 小柳友

馬渕英里何 荻野友里 佐々木心音 大谷麻衣

⻄岡德馬/江波杏子

三浦大輔監督




本作は退屈な日常を送る 20歳の大学生・森中領(松坂桃李)は、会員制ボーイズクラブのオーナー・御堂静香に誘われ“娼夫”となった領(リョウ)はさまざまな女性たちと身体を重ねながら、彼女たちの心の奥に隠された欲望や心の傷を優しく愛し、自らも少しずつ成⻑していく姿を描いた美しくも鮮烈な愛のドラマとなっている。




主演を務めた松坂は「この日をきっかけにこの『娼年』という作品が初日までにどれだけ広がるかかかっています。みなさんのお力をお借りしたいと思いますのでよろしくお願いします。」とあいさつし、レイティングR18と、年齢制限もあって公開館数も限られるため、客席へ猛アピールした。


この舞台挨拶には松坂演じる娼夫・リョウを買う女性。女優陣が揃って登壇。この作品での松坂の印象について語った。この中でも最年長となる老女を演じた江波は「そろそろ老女優としては看板を下ろそうかと悩んでいたところに、このお話をいただきまして、『え!?びっくり!濡れ場がある』」と驚いたといい、舞台版とは違い映画はアップもあるので、全部シワがばれると困惑したようで、「老女だから、考え方を変えて老女そのものでやらせていただきました。」と、松坂と良い共演ができたと満足そうだった。



この作品について「なんかあったら僕のせいでもあるんですけど、半分は三浦さんのせい。責任を割り勘しようという話はしてます。」と松坂。さらに「このメンバーなら怖いものはないですね」と自信をみせた。


また松坂から、三浦監督の演出はどうだっのか聞きたいといい、松坂演じるリョウが娼夫として働くボーイズクラブ、「Le Club Passion」のオーナーを演じた真飛は「それぞれが短期集中型で、こういう形でお会いするのははじめての方もいて、それぞれのシーンを試写会で観て知ったので、『ここのシーンは、こう作ったんだ監督』と思いながら観てました。今日、何日、何曜日と分からなくなるほどの撮影だった日もあった。」と、撮影、演出の苦労を振り返った。


クランクイン前からリハーサルを重ねていた松坂。撮影現場では「撮影期間中は明日休みにならないかな…三浦さん風邪引いて休まないかな…」と考えていたと明かし、風邪を引いても撮影現場に来ていた三浦監督をみて「この人、無敵だ。」と印象を持ってしまったようだ。


咲良を演じた冨手は、松坂について「リョウくんとして、全然違う人間になっていて、映画とともにリョウくんの存在が変わっていて役者として『さすがだな』と、すごく尊敬してしまいました。大変な撮影だったのに、ご飯を食べず、バナナ1本を食べてるところしか見てなくて、いちばん大変だったのに松坂さんのお陰で、この作品は素晴らしいものになりました。」と称えると、松坂は「集中できるので、別に好きじゃないんですけど(笑)」と、好んで食べていた訳ではないこと明かし笑いを誘った。


イツキ役の馬渕も「待ち時間とかスタッフがベンチコートを掛けてくださるんですけど、ベンチコートを一切着ないんですよ。すごいストイックな方と」と思われたようで、松坂になぜか訊くと「なんででしょう…どうせすぐ脱ぐしと思っていたし、多分、自分の中で気合い入れてたんだと思います」と振り返り苦笑い。


舞台挨拶の最後に松坂から「僕が今まで携わったきた作品の中で、これほど入口と出口が違う作品もなかったと思います。何よりすごく余韻を楽しめる作品。観終わったあとに、最初は面食らうかもしれませんが、劇場を出るときは軽やかな会話を繰り広げられるんじゃないかなと思います。それだけ自信のある作品です」と締めくくった。

(編集部)



主人公の森中領(もりなかりょう)は東京の名門大学生。日々の生活や女性との関係に退屈し、バーでのバイトに明け暮れる無気力な生活を送っている。ある日、領の中学校の同級生で、ホストクラブに勤める田嶋進也(たじましんや)が、美しい女性をバーに連れてきた。女性の名前は御堂静香(みどうしずか)。「女なんてつまんないよ」という領に静香は“情熱の試験“を受けさせる。それは、静香が手がけるボーイズクラブ、「Le Club Passion」 に入るための試験であった。 入店を決意した領は、その翌日に静香の元を訪れ、娼夫「リョウ」として仕事を始める。最初こそ戶惑ったが、娼夫として仕事をしていくなかで、女性ひとりひとりの中に隠されている欲望の不思議さや奥深さに気づき、心惹かれ、やりがいを見つけていく。




出演:松坂桃李 真飛聖 冨手麻妙 猪塚健太 桜井ユキ 小柳友 馬渕英里何 荻野友里 佐々木心音 大谷麻衣 階戶瑠李 ⻄岡德馬/江波杏子

脚本・監督:三浦大輔

原作:石田衣良「娼年」(集英社文庫刊)

製作幹事:ファントム・フィルム ハピネット 制作プロダクション:ホリプロ 

企画製作・配給:ファントム・フィルム

R18+

(C)石田衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会



 4月6日(金)TOHOシネマズ 新宿 他 全国ロードショー!