映画『ばるぼら』製作発表会見

2018/11/20

 

 

 

 

 

20 日、『手塚治虫生誕 90 周年記念会』式典内にて映画『ばるぼら』の製作発表会見が行われた。W主演となる稲垣吾郎、二階堂ふみ、メガホンを取った手塚眞監督が出席。原作は手塚治虫が 1970 年代『ビックコミック』に連載した禁断の愛とミステリー、芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなど、様々なタブーに挑戦したアダルトマンガを手塚治虫生誕 90 周年を記念し、初の映像化。

 

本作の監督には手塚治虫の実子であり『白痴』、『ブラックキス』など国際的にも評価の高い手塚眞。撮影監督には鬼才・クリストファー・ドイルと、日本、ドイツ、イギリスの製作者が集結し国際共同製作が実現。すでに撮影は終えており、この日、完成前の発表となった。稲垣が演じるのは異常性欲に悩まされている売れっ子の耽美派の小説家・美倉洋介。二階堂は自堕落な性格のフーテン女のぱるぼらを演じる。

 

稲垣は「手塚治虫先生の怪作『ばるぼら』に出演させて頂くことになりました。とても刺激的な作品で、僕の演じる美倉洋介という主人公は愛と欲望に取り憑かれていくキャラクターです」と挨拶。


手塚監督は「父親の漫画を原作にして実写映画を作るのは初めてです。なぜ、『ばるぼら』なのかというととても思い入れのある作品で子供の頃から読んでいたこと。これまで自分が監督し表現してきた作品と、父親の作品との接点が感じられたので、これは自分がやれると選びました」と明かした。

 

また手塚作品について尋ねると、稲垣は「慣れ親しんんだ作品ばかり。舞台で『七色いんこ』をやらせて頂きましたし、ずっと身近に感じてきて、手塚作品で育ってきたようなものなので」と振り返り返り

「今回は光栄なことで『ばるぼら』という作品で、映画をやらせて頂くのは自分にとって新しい挑戦と思いました。いま、このタイミングじゃないと演じられない役。とても感慨深いものがあります。愛がむきだしになってる僕を楽しんでください(笑)」と照れ笑い。

 

二階堂は「幼少期の頃に父が手塚先生の作品が好きで、家にあったのは『火の鳥』、『鉄腕アトム』で、アトムはワクワクしポップで面白かったので、『手塚先生はこういう方なんだろなあ』とイメージがあった」と語ると、

『火の鳥』や『ばるぼら』を読むと、難しいというか宇宙のことを考え出すと怖くなる感覚に似ていて、どっちの手塚先生が本当なのかと知りたいと『ばるぼら』に参加することを決めました」と明かし、撮影現場ではこの作品は黒い部分の手塚先生かもとスタッフとともに試行錯誤したという。

 

今回、初共演にしてW主演の二人。俳優・稲垣吾郎、女優・二階堂ふみについてお互いの印象を聞くと、「初めて二階堂さんをスクリーンで観た時は衝撃が走りました。いつか共演したいと思ってた女優さんなので良い体験でした」と稲垣。

「二階堂さんは、『ばるぼら』であって、今日お会いしたらびっくりしちゃうくらい二階堂さんだったので(笑)撮影現場では役柄としてしか接してなかったので、原作とはちょっと違う二階堂さんのばるぼらでした。『もう、ばるぼらに会えなくなっちゃうのかな…』と寂しくなり、それも撮影の時と同じように夢を見てるようで、二階堂さんの演技で表現してくれて僕を引っ張ってくれたので感謝してます」と述べ二階堂を讃えた。

 

一方、二階堂からは「物心ついた時からテレビで拝見してた方でしたが撮影現場で会うと全く違う方で、役として毎日顔を合わせていたので、不思議な感覚だったんですけど、稲垣さんは文学を感じる方というか、初めて難しい本を手に取ったときの感覚で、だから『知りたいと』と思う自分がまだ追いつけてなくて、未熟さとか大人になりきれてない部分を感じさせられるような感覚の方でした」と印象を語ると、

「凄く毎日勉強になりましたし、お芝居を一緒にさせていただいていると、どんどん自分の中に眠ってる『ばるぼら』みたいなものを起こされました」と称え、稲垣も「光栄です」と笑顔を見せていた。

 

(編集部)

 

 

 

©︎2019 Barbara Film Committee


主演:稲垣吾郎 二階堂ふみ


渋川清彦 石橋静河 大谷亮介 渡辺えり 美波 片山萌美 ISSAY 

原作:手塚治虫

監督:手塚眞


2019 年 全国公開